佐渡縦走記録その3

やな先輩

2008年05月09日 09:25

民宿の方に近くの登山口まで迎えに来てもらい民宿へ。
満室なので宴会場に一人泊まる羽目に。寂しくは、ない。
風呂に入りビールを呑み再び昼寝。起きてから民宿のオヤジに
今夜の夕飯ちなみになあに?と聞くと佐渡のカニと刺身だと。
+3000円。

『お願いします。』

6時夕食。客は9割5分登山客で民宿というよりは山小屋の様だ。
静岡の山岳会に京都の山岳会。唯一の若手?だった僕は気に入られた様で
となりのオバチャン(失礼)マダムが『おばさん持って来てやるかんね。』
とご飯なりみそ汁なり運んでくれる。ありがたい。山行話に花を咲かせる。
特に大阪のオバチャン、話がオモロく僕笑いっぱなし。
屋久島話や遭難話、富士登山について話し酒も進み多分9時頃就寝。

5日8時起床。
自前のパスタを作り、港まで歩く。多分半日以上かかるだろう。
まあ船の時間は遅いしバス代ケチろうと思ったがあいにく雨が。
40分程歩いてバスへ。ここで非常に大事な事を思い出す。
現在所持金2200円(お恥ずかしい)。帰りは温泉に寄るだけだから2000円も
あれば大丈夫だろと思っていたが、新潟港に停めた駐車代忘れてた。。
代金2400円。まぁ郵便局か銀行かセブンでおろしゃなんとかなるだろと
思ったが佐渡にはコンビニ、セーブオンしかありません。銀行おろせません。
郵便局なぜかおろせません。つまり帰れません。郵便局員に相談するも
警察行けばと軽くアシラワレ、足りない脳をフルに活用して考えた。
帰りの船便のランクを落とせばいくらか金が戻らんかと。

戻って来ました900円。

ひと安心し出航まで近辺を散歩し豪雨に降られカッパの性能を
いかんなく発揮し公園でルンペンの様に自炊して昼食。公衆便所で食器を
洗い港に戻り新潟港へ。

3時新潟港到着。無事本州帰還。駐車代を清算し残金700円。
帰る途中、よっちゃん(焼き鳥屋の)のおススメの村杉温泉に入り、
カレーパンとジュース買って帰りました10時。残金約100円。僕31歳。

行き当たりばったりでも最後はなんとかなるっつー僕の人生みたいな旅。
壮絶でしたがオモロかった。山では水。街では金。これ重要らしいです。

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