金峰山縦走記その2

やな先輩

2009年06月11日 01:20

あぁ〜オチッコがしてぇ〜。夜22時頃。膀胱の限界でひとまず起床。
気が付けば外は雨。テント内の結露を計る。酷くは無い。よしよし。

そしてシートへの跳ね返り確認。おや?シュラフ左側黒い点々が無数にある。
あれ?跳ね返り?目を凝らして良く見る。なんかその点々動いてんすけど。。

『コレ蟲(むし)じゃね?』

1mm程度の蟲(むし)君、数百匹、僕の寝袋の脇で蠢いてる。
虫の大嫌いな僕。あいにく今回はヘッドネット忘れてる。仕方ないな。
み、見なかった事にしよう。



5時半起床。朝飯を食らい6時を少しまわった頃。本日の山歩きスタート。
今日のコース。甲武信ヶ岳を経由して西沢渓谷下山。CT9時間55分。
今日もバスの時間があるのであまりモタモタはしていられない。

小屋から一時間。奥秩父最高峰、北奥千丈岳2601m登頂。あいにくのガスで展望なし。


そこからすぐの国師ヶ岳。やや晴れ間も見えて若干雲海が見える。


ここから先、残雪結構あり。油断していると膝ぐらいまで踏み抜くのでROCKYの
ゴアソックスを履いて足が濡れるのを防ぐ。シューズは完全比防水トレランシューズ。

佐渡でも使ったこの防水ソックス。以外や以外。蒸れる事も、ゴワゴワする事も無く、
実に快適。履くのが億劫だったが慣れればそれほど気にならない。

木漏れ日の射す苔むす森を歩いて行く。この辺は実に好みなトレイル。


そして5時間経過。ようやく甲武信ヶ岳2475m登頂。あいにくのガスで展望はいまいち。


そこから15分の甲武信小屋にて昼飯を食らい、下山口を目指す。ときおり走りを交えて。

ココまでは獣臭いエリアも無く安心していたのだが急に獣臭いエリアに突入。
こ、これは鹿君のでは無さそうだ。。


で、15時下山。ひさしぶりに長かった山行だった。まずは風呂に入りてぇ。

◆◆

ちょうど前に登山者が歩いていたのでバス停あたりに温泉ねっすか?と訪ねてみる。
この方、Iさんとでもしておこう。スーパー山屋さんIさん。ちょど東沢を詰めて来た帰り
の様。山話しに花が咲き、あれよあれよと言う間に良いから乗れよと車に乗せてもらう。
向かった先はほったらかし温泉

おまけに良いから呑めよとビールまでゴチに。なんて良い人なんだ。。

それではあまりに悪いので温泉代は払って2人ほったらかし温泉。正に裸の付き合い。

百名山ハンターじゃねいけどよ、百名山なんてのは全部登ったわと仰るこのIさん。
今年僕が登りたい山の話し等いろいろ聞いて、挙げ句駅まで送ってもらう。

『本当にありがとうございました。このご恩は決して忘れません。』と伝える僕。

『気にすんなよ。オレぁ自分のしたい様にしただけさ。オレも楽しかったさ。
またドコかの山で会おうな。』

山男ってやっぱ良いな。僕もいつかこう振る舞える様になりたい。

その後は、三鷹にて取り置きの品を購入して今夜の酒場を探すべく新宿駅途中下車。
ぷらぷら歩いてるとなんか匂う店を見付けたのでこの店をもって本山行の〆とする。
新宿串元

入り憎いですけどポテトサラダは絶品。

そうして電車で田舎へ帰る。

都合上セカセカと歩いてしまった山行だった。コースはすべて満足の行くモノだったが
次はもう少しゆっくり歩きたい。それにしても最近の山行はオモロい出会いが多い。
あいにく全てオッサンではあるのだが。。

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