表銀座縦走記その3

やな先輩

2009年08月19日 20:32

ヒュッテ大槍の辺りから次第に雨脚も強まって来た。
この先は諦めてココで泊まるか明日の為に足をのばすか。。

らーめんを啜りながら周囲を伺っていると、やはり槍ヶ岳山荘を
諦めココん家に泊まる方が多いみたいだ。まだ時刻は一時をちょっと
過ぎた辺り。時間が勿体ないので明日の為に槍ヶ岳山荘に向かう。



13日昼の3時位。槍ヶ岳山荘到着。初めての営業小屋泊まりだ。
受付を済ませ寝室へと通される。畳一畳位のスペース。ココが本日の
我が家。荷物を廊下に置いて濡れた衣類を乾かすため乾燥室へ。

18畳位のスペースへ100人近い洗濯もんの山々。うへぇコレが小屋か。
なにがあってもモンチュラだけは無くすまいぞと心に誓う。

その後は、プラプラその辺詮索して自炊室にてビール。

ちょうど目の前に居合わせた、Nさんとしときましょうか。Nさん。
歳の頃は僕より2,3歳上な感じか、とても陽気な方で気持ちが良い。

昼間からスッカリ腰を据えて2人で酒宴。途中何度も酒が足らず席を
立つ2人。がはは。こういう酒は楽しくて仕方が無い。
次は雲の平でお会いしましょうと約束し、記憶の無いまま就寝。

◆◆

14日早朝。あたりからは『ほへー晴れたでー!』や『槍でご来光やぁ』
等の歓声が聞こえて来るが、あいにく胃袋からは怒声や罵声しか聞こえて
来ない。イインダイインダ、オレゴライコウトカキョウミネエシ。と
自分を慰めて寝室でひとり2度寝さらに3度寝。このまま連泊する事も
考える程の高山病(二日酔い)。頭がガンガンして気持ちが悪いよーう。

意を奮って八時頃どうにか起床。朝食を摂ると幾分体調も良くなって来た。

◆◆◆

出発のため荷物を整理しているとホグのウィンドシャツを紛失している事に
気付く。昨日は着てたのにドコで脱いだかすらサッパリ覚えてない。あはは。
もたもたしている分けにも行かず諦め穂先を目指す。

すると外には驚嘆の風景が待っていたんだ。

◆◆◆◆



昨日は全く展望がないままの歩きだったので、こんなに近くに槍の穂先があるとは
思わなかった。正に絶景。早速荷物をデポして山頂へ急ぐ。

なかなか痺れる登り。小屋はあんなに小さくなっちまったよ。


ハシゴtoハシゴ。高所恐怖症の人にはちと辛いかも。


そしてとうとう憧れの槍ヶ岳3180m。登頂!イエーイ!


すこぶる快晴。多分穂高方面。


ホントに綺麗、綺麗しか言えない。


◆◆◆

そこから今日のテン場徳沢まで。下りの途中、左に常念岳。カッコいい。


梓川の源水。北アルプスの聖水。美味でござる。


後ろを振り返ればまたも絶景。ほへー。


<次で終わりその4でーす>

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