乳頭温泉郷1/3-1/5(その2)

やな先輩

2010年01月06日 19:44

本日向かう予定は乳頭山別名鳥帽子岳1477m。事前に調べた情報だとBC等で有名なコチラ。2005年の3月には、奇跡的に全員が救助されてはいるが40名以上の大遭難が起こった場所として割と有名な場所である。標高1400m足らずではあるがソコはほれ豪雪地帯秋田県。否応無しに不安要素も多い。おまけにこの天候。宿の方等に入山する旨を伝えると言葉にしてハッキリとは言わないが『兄さんで行げるのげ?』と言った表情が見てとれる。


0800朝食を摂ってまずは車で近くの休暇村へ向かう。目的はブナ林散策路のガイドマップの入手。コチラのプランにスノシューハイクプランってのがあって近辺のブナ林をスノシューで歩きましょうってのがある様なのだ。

そう。この時点ではやはり乳頭山は諦めて散策路でもほっつき歩くかと言う気になっていた。いや、まだ完全に諦めた訳では無かったが。

試しにインフォメーションの綺麗なお姉さんに”乳頭”山について尋ねる。やはり帰って来る返事は同じ。『この時期登る方は稀ですし、きちんとした装備がないと厳しいですよ』と。つまりきちんとした装備あるの?ってな訳だ。装備か。知識や実力ならまだしも装備と言う事であればそれなりの準備はしたつもりである。何故か僕はこの一言で入山を決定する事にした。

◆◆

夏山のCTで言うならば往路2時間半。復路1時間50分の計4時間20分コース。



パックはGOLITEのION。ウェアは先日のコブフェスと同じ(タイツのみcap3に変更)。



0830出発。蟹場温泉から孫六温泉までは林道歩き。除雪されていてスノシューは不要。


孫六温泉にて登山届けの提出。尋ねてみると本日の入山者はいないと言う。口ぶりからして本日と言うよりかはココ最近と言ったニュアンスである。無理だと思ったらすぐ帰って来なさいと言われた。登山口を見てその意味が痛い程分かった。



へ!?ド、ドコから入れば!?

認識の甘さを痛い程実感した。読図力も乏しい超の付く程の初心者つまりオレ、が一人で入れる山なのかコレは?帰って温泉でビールで良いんじゃねえのか?そう何度も呟いたが悲しいかなココは圏外秋田の山中。ツイッタにて止めとけコノウスラ馬鹿と止めてくれる賢者はおらず気付けば何故か自然とスノシューを履き始めていた。いやほら買ったばっかだったんで。

その3へ続きます>
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