奥大日岳〜立山三山〜剣岳縦走記0716ー19 その2

やな先輩

2010年08月05日 17:23

7/17 (土)快晴 雷鳥沢キャンプ場〜立山三山〜剣澤小屋

今日はいよいよ皆と合流、剣岳へのベースキャンプ剣澤小屋へと向かう。当初立山三山は一人で歩いて剣澤で皆を迎えようかとも考えたが
皆も立山三山を経由することになったので、一旦室堂ターミナルまで戻る。


朝食はささっと食えるように、オールバナナとホットコーヒー。オールバナナはここ最近のお気に入りだ。コーヒーは今回初めてスタバの粉ものを導入。水でも簡単に溶けて山の気候に合わせてアイスで飲んだり、朝のようにちょっと寒い時にはホットにしたり。美味いし、早いし、これで一杯100円じゃなければ最高なのに。

0800 jollyさんは一発で分かった。これまでお山でGGのザック背負っている人となんて会ったことないしw軽くハグでご挨拶。それから他の皆とも自己紹介を終え、玉殿湧水を汲みわだっちさんとkimさんは浄土山を巻く立山二山組、他の皆は三山組に別れていざ出発!

浄土山への登りは結構浮き石が多くてくたびれた。でも、昨日軽く足慣らししておいたので景色を楽しむ余裕がある。昨日とは打って変わっての快晴!最高だ!

立山三山ていっても浄土山踏まなかったんでしょ?そんな呪縛に苛まれ山頂では意地になって標識を探すも見つからず。。。
多分ここだろうねという所で良しとした。ここまで結構時間を掛けてしまったのでわだっちさんとkimさんは先に行ってしまっただろうか。ここからまた下って、登るのだ。。。

一の越から先は気持ちの良い稜線歩きだろうか。

一の越山荘に着くとわだっちさんとkimさんが笑顔で迎えてくれた。なんというか、さっき会ったばかりだというのに不思議な一体感が生まれた瞬間だった。ここでは我慢出来ずにポカリを購入。ここから雄山までは1時間の登り。山頂に着くとそこは人でごった返していた。皆ここで昼食を取ることに。2日目だったこともあり、自分はお湯を沸かして支那そばを。kawamuさんにもらったキクラゲを添えて。
もちろんビールも飲んだ。



いよいよ稜線歩きという時になってガスが出始めた。ガスは大汝山に着く頃には雨に変わった。
実はこの大汝山が自分にとっての初3000m越えのピークになる。これまではギリギリの所を彷徨っていたのだ。

別山につくといよいよ目の前に剣岳がどーんとあらわれる。6m程高い北峰をキッチリ踏んでここから今日のテン場剣澤キャンプ場まで下る。雪渓がテン場まで伸びていて、途中尻セードで行けんじゃね?と試してみたが、結果は散々なものだった(笑 危険です。

テン場は既に色とりどりのテントで埋め尽くされていた。雪渓を挟んで対岸に張ることにした。ここのテン場、ビールは歩いて5分程下った所の剣澤小屋に行かないと売っていないという。。宴会のために日本酒は1L背負ってきたが乾杯はビールがないと。
鬼のnuts軍曹に使いパシリを頼まれヒィヒィ言いながら雪渓を下りましたよ。ここの剣澤小屋。目の前に見える劔は圧巻です。



全員でぱんかーい!

その後も楽しい話しは尽きること無く、夜は更けていく。jun(槍隊放題)さんのビーフジャーキーや、わだっちさんのサラミチーズ、jollyさんのあれは何でしょうwサバを何かに浸けているのだけどコレが日本酒に合ってお酒が進む進む。その他にもkawamuさんのソーダ割りなど、皆サービス精神旺盛で、自分はもらってばかり。。。自分はULでもないし、かといって人に振る舞えるものも担いできてないし、NULく楽に歩いておいてなんかもうしわけないなぁなんて考えてました。山の上では気安く水くれとか酒くれとか、言いにくいのに皆は心が広いなぁ。

この夜は快晴、無風で星も近く、天の川も奇麗に出ていて。あぁ間違いなくこれまでで最高の夜。いつか満点の星空のもと、やってみたかったんですよ、ビビ寝。このために担いできたんですからね。一日中テントには入らず朝までビビ寝。あまりに星が奇麗で2時頃から目が覚めてしまいFISHMANSなんて聞きながらずーと星を見て過ごす。向こうでゴソゴソやっているJUNさんもこの星の写真を取っているようだ。

星達が見えなくなると、いよいよ夜明けの時。行けるのだろうか、あの頂まで。よく見るとまだ真っ暗の3時頃から既にカニのタテバイに取り付いている人がいる。ヘッデンは一つ。よくやるなぁーと感心していると急に空が明るくなってきた。あぁ一日の始まり。奇麗だなぁ、今日もきっと晴れるだろう。ちょいとお邪魔させてくれよな、劔さん。意地悪はきらいだぜ。

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