2008年10月18日
南八ヶ岳縦走記その2
まずは。
一つ長文駄文、お付き合いよろしくお願いします。
本日3号に代わって南八ヶ岳縦走記を代筆することになったワガハイが2号でございます。
人のブログに書くというのは何とも不思議で、またプレシャーもあるわけだ。
デスイズ アウェイ。が、そこはアレだ。兄弟なのだ。
フォーエックスさん効果も衰えてきてしまったし、書きたいように書こうと思う。
2日目 起床4:00
昨夜の深酒も手伝ってか、なんとも目覚めのよい朝。
外にはまだ大粒の星空が広がっていた。
「フッ、我ながら現金なヤツ」なんて考えていると、ハバハバからもガサゴソガサ、と。
どうやら血は争えないらしい。
そんなこんなで準備を終え、こぼした水がすぐ凍るほど寒い6時20分、まずは一つ目のピーク 硫黄岳を目指す。
登り始めて30分ほどたっただろうか、頭がフラフラしてきた。
これが高山病なのか!などと思っているうちに今度は朝日の眩しさに辺りがキラキラ
し始め妙にテンションが上がってゆく。そう、ナチュラル・ハイ。
ヤバいぞーなんて言いながら、アミノ酸を多めに摂取し気を引き締めることに。
ほどなくして急に展望がひらけ空にくっきりと輪郭を映し出した硫黄岳が姿を現す。
今までの低山行にはなかった景色だ。山である。ウォーー。
この景色を見ると力が湧いてくるんだから不思議なもんだ。
赤岩の頭から見える山々。
ここから見る横岳には稜線を歩く人がくっきりと見える。
これをあの赤岳まで行くのか…
7:20 コースタイムを40分近く稼ぎ、ここでしばし休憩を取り、一気に横岳を目指す。
山頂付近、今までにない岩稜を行く横岳からはくっきりと雲海に浮かぶ富士山が見渡せる。

うまいこと造ったでー神様ちいうのは。ニクイナ。
ここでも人がクサリ渋滞していたので時間ロスを減らすため一気に赤岳を目指す。


赤岳天望壮から赤岳山頂までの登りは今までで一番キツかった。
5歩進んでは休み、5歩進んでは振り返りを繰り返し
10:50 八ヶ岳最高峰 赤岳登頂!
ここでお昼休憩を取り、帰りのバスの時間を考え急遽下りのルートを文三郎尾根へと変更することに。
ここからは、あまりのんびりもしていられない。。。さて、ラーメンでも作るか
と水を用意しようとするとザックを見ると地面には大量のこぼれた水が!
なんと、ハイドレーションの口がザックの下敷きになりかなりこぼれてしまっているではないか!
200mlくらいはロスしたんではないだろうか、チキショウ。ちきしょうめが。
(実際はそんなにロスってないだろうが、初めてそれほど水が大事だと思った 笑)

しゃがんだ際にザックが岩にあたり滑落しそうになるのを注意して文三郎尾根を行く。
けっこうな下りだし、階段が怖いわで少し手間取る。
行者小屋で水を補給し休憩もそこそこに美濃戸山荘を目指す。
今回の山行の中では、稜線から見える景色を除けばこの行者小屋から美濃戸山荘への
ルートが一番キレイでとても歩きがいのあるルートであった。が、すでにつま先が
痛み始め途中からはかなりハイペースな余裕の3号にリードしてもらいヘロヘロしながら
歩いていく。
ワガハイがかなり足を引っ張ったとはいえ、普通の人よりは早いペースでしかも休憩なし
で歩いたわりには美濃戸山荘に着いたのはコースタイムを超える1:50分。。。
ここはコースタイム当てにならなかったな。
ここから美濃戸口まではタクシーを使うことを本気で考えた2号であったが、後から来た
女性が悠々と歩いていくのをみて負けじと最後まで踏ん張ったのだ。
15:40 下山 美濃戸口到着!
この時点で既に茨城まで帰る気をなくした3号と東京で打ち上げをするため帰りは茅野駅
から新宿まで特急あずさ号を使用することにしたわけだが、これが不幸にも3連休の
紅葉客や登山客でごった返し自由席の通路でモミクチャになりながら約2時間半ザック
を担ぐハメとなった。
21:00 北千住の某焼き肉屋にて松坂牛と近江牛をタラフク平らげ今回の山行は幕を閉じた。。。

さて、肝心のテン場でのメガ使用感レポはというと、まずなんといっても困るのは
その設置場所の確保でしょう。
我が隊がテン場に到着したのが遅かったというのもあったためメガライトを張れそうな
場所を確保するのが一苦労。。。
最終的に張った場所も少し斜めっていたため上手く地面に付けることが厳しくかなり地面
との間からすきま風が入りこんで「こりゃ寝れねーなぁ…」なんて言ってたほどです。
しかし、細引きを使わずになるべく地面との隙間を埋めるよう張り直してからはみるみる
温度を上げ、最終的にはまったく寒さを感じず朝を迎えることが出来るほどに。
因に寝具についてはその1で述べていますが、着衣はというと。
上半身:インナー長袖、半袖Tシャツ、、ダウン
下半身:サポートタイツ、ハーパン、その上からロングパンツ、です。
張り方に少々のコツがいるようですが、これは時間が解決してくれるでそう。中で男2人
で飲み明かすには十分の広さでそのまま火も使えるしで満足しております。
翌朝の結露も全くなかったが、これはハバハバも同じだったので参考にはなりませんね。。。
ひとつ難を挙げるとすればタイベックの強度でそうか…メガライトとは関係ないけど。
ちょっとした木の根っこで2cm程の穴がさっそく2つも空いてしまいました。トホホ 泣
一つ長文駄文、お付き合いよろしくお願いします。
本日3号に代わって南八ヶ岳縦走記を代筆することになったワガハイが2号でございます。
人のブログに書くというのは何とも不思議で、またプレシャーもあるわけだ。
デスイズ アウェイ。が、そこはアレだ。兄弟なのだ。
フォーエックスさん効果も衰えてきてしまったし、書きたいように書こうと思う。
2日目 起床4:00
昨夜の深酒も手伝ってか、なんとも目覚めのよい朝。
外にはまだ大粒の星空が広がっていた。
「フッ、我ながら現金なヤツ」なんて考えていると、ハバハバからもガサゴソガサ、と。
どうやら血は争えないらしい。
そんなこんなで準備を終え、こぼした水がすぐ凍るほど寒い6時20分、まずは一つ目のピーク 硫黄岳を目指す。
登り始めて30分ほどたっただろうか、頭がフラフラしてきた。
これが高山病なのか!などと思っているうちに今度は朝日の眩しさに辺りがキラキラ
し始め妙にテンションが上がってゆく。そう、ナチュラル・ハイ。
ヤバいぞーなんて言いながら、アミノ酸を多めに摂取し気を引き締めることに。
ほどなくして急に展望がひらけ空にくっきりと輪郭を映し出した硫黄岳が姿を現す。
今までの低山行にはなかった景色だ。山である。ウォーー。
この景色を見ると力が湧いてくるんだから不思議なもんだ。
赤岩の頭から見える山々。

ここから見る横岳には稜線を歩く人がくっきりと見える。
これをあの赤岳まで行くのか…
7:20 コースタイムを40分近く稼ぎ、ここでしばし休憩を取り、一気に横岳を目指す。
山頂付近、今までにない岩稜を行く横岳からはくっきりと雲海に浮かぶ富士山が見渡せる。

うまいこと造ったでー神様ちいうのは。ニクイナ。
ここでも人がクサリ渋滞していたので時間ロスを減らすため一気に赤岳を目指す。


赤岳天望壮から赤岳山頂までの登りは今までで一番キツかった。
5歩進んでは休み、5歩進んでは振り返りを繰り返し
10:50 八ヶ岳最高峰 赤岳登頂!
ここでお昼休憩を取り、帰りのバスの時間を考え急遽下りのルートを文三郎尾根へと変更することに。
ここからは、あまりのんびりもしていられない。。。さて、ラーメンでも作るか
と水を用意しようとするとザックを見ると地面には大量のこぼれた水が!
なんと、ハイドレーションの口がザックの下敷きになりかなりこぼれてしまっているではないか!
200mlくらいはロスしたんではないだろうか、チキショウ。ちきしょうめが。
(実際はそんなにロスってないだろうが、初めてそれほど水が大事だと思った 笑)

しゃがんだ際にザックが岩にあたり滑落しそうになるのを注意して文三郎尾根を行く。
けっこうな下りだし、階段が怖いわで少し手間取る。
行者小屋で水を補給し休憩もそこそこに美濃戸山荘を目指す。
今回の山行の中では、稜線から見える景色を除けばこの行者小屋から美濃戸山荘への
ルートが一番キレイでとても歩きがいのあるルートであった。が、すでにつま先が
痛み始め途中からはかなりハイペースな余裕の3号にリードしてもらいヘロヘロしながら
歩いていく。
ワガハイがかなり足を引っ張ったとはいえ、普通の人よりは早いペースでしかも休憩なし
で歩いたわりには美濃戸山荘に着いたのはコースタイムを超える1:50分。。。
ここはコースタイム当てにならなかったな。
ここから美濃戸口まではタクシーを使うことを本気で考えた2号であったが、後から来た
女性が悠々と歩いていくのをみて負けじと最後まで踏ん張ったのだ。
15:40 下山 美濃戸口到着!
この時点で既に茨城まで帰る気をなくした3号と東京で打ち上げをするため帰りは茅野駅
から新宿まで特急あずさ号を使用することにしたわけだが、これが不幸にも3連休の
紅葉客や登山客でごった返し自由席の通路でモミクチャになりながら約2時間半ザック
を担ぐハメとなった。
21:00 北千住の某焼き肉屋にて松坂牛と近江牛をタラフク平らげ今回の山行は幕を閉じた。。。

さて、肝心のテン場でのメガ使用感レポはというと、まずなんといっても困るのは
その設置場所の確保でしょう。
我が隊がテン場に到着したのが遅かったというのもあったためメガライトを張れそうな
場所を確保するのが一苦労。。。
最終的に張った場所も少し斜めっていたため上手く地面に付けることが厳しくかなり地面
との間からすきま風が入りこんで「こりゃ寝れねーなぁ…」なんて言ってたほどです。
しかし、細引きを使わずになるべく地面との隙間を埋めるよう張り直してからはみるみる
温度を上げ、最終的にはまったく寒さを感じず朝を迎えることが出来るほどに。
因に寝具についてはその1で述べていますが、着衣はというと。
上半身:インナー長袖、半袖Tシャツ、、ダウン
下半身:サポートタイツ、ハーパン、その上からロングパンツ、です。
張り方に少々のコツがいるようですが、これは時間が解決してくれるでそう。中で男2人
で飲み明かすには十分の広さでそのまま火も使えるしで満足しております。
翌朝の結露も全くなかったが、これはハバハバも同じだったので参考にはなりませんね。。。
ひとつ難を挙げるとすればタイベックの強度でそうか…メガライトとは関係ないけど。
ちょっとした木の根っこで2cm程の穴がさっそく2つも空いてしまいました。トホホ 泣
hardcoreoze9/17-18
白馬三山 8/15-17
双六岳・三俣蓮華岳〜笠ヶ岳 2011/7/15-18 その2
双六岳・三俣蓮華岳〜笠ヶ岳 2011/7/15-18 その1
タワ尾根5/3-5
たった3時間のハイキング
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タワ尾根5/3-5
たった3時間のハイキング
Posted by やな先輩 at 03:30│Comments(5)
│山行記録
この記事へのコメント
リクエストに応え登場いただきありがとうございます。
さすがご兄弟だけあって3号様と似たタッチの読ませる文章をお書きになりますね。またちょくちょくご登場下さいまし。
昨日大菩薩のテン場でメガミッドに入る機会があったのですが、宴会場兼寝床としての性能に目を見張り、一気にメガライトが欲しくなったような次第です。
さすがご兄弟だけあって3号様と似たタッチの読ませる文章をお書きになりますね。またちょくちょくご登場下さいまし。
昨日大菩薩のテン場でメガミッドに入る機会があったのですが、宴会場兼寝床としての性能に目を見張り、一気にメガライトが欲しくなったような次第です。
Posted by kimatsu at 2008年10月19日 10:48
>kimatsuさん
お褒めにつかまり、光栄でおます。
こちらこそ無印のチョコレーズンに、八ヶ岳情報参考にさせていただきアリガトウございました。
今後もネタを用意したいと思います。
宴会場としては使い勝手いいですよネ。中で鍋くらい出来るんじゃないかしら。
お褒めにつかまり、光栄でおます。
こちらこそ無印のチョコレーズンに、八ヶ岳情報参考にさせていただきアリガトウございました。
今後もネタを用意したいと思います。
宴会場としては使い勝手いいですよネ。中で鍋くらい出来るんじゃないかしら。
Posted by NIGOぢゃね、2号だ。 at 2008年10月19日 23:37
kimatsuさんとメガミッドでマターリしたいのうえですこんばんわw
先日の記事ではベータと並べて...と申しましたが、メガミッド&ライトも良いですね。
2つ並べてギガミッド、とかwww
先日の記事ではベータと並べて...と申しましたが、メガミッド&ライトも良いですね。
2つ並べてギガミッド、とかwww
Posted by いのうえ
at 2008年10月20日 01:51

南八ヶ岳、春に編笠山に登った時に赤岳のカッコイイ姿を見て、いつかは縦走したいなと思ってましたが、今年はもう無理そうです・・・。天気も良かったようで、羨ましいです。
・・・と、知らぬ間にウチのブログへリンクしていただいたようで!感謝感激です!ありがとうございます!さっそくリンクお返しします!
・・・と、知らぬ間にウチのブログへリンクしていただいたようで!感謝感激です!ありがとうございます!さっそくリンクお返しします!
Posted by kool8
at 2008年10月20日 16:56

>いのうえさん
遅くなりまして。。オバンです。ベータも素敵すよネ。形で言ったらベータの方が好きですね〜。でも広さを取ってしまいました。。。^^
てことはギガミッドなら敵なしっす!!ムカウトコロテキナシ
>kool8さん
どうもです^^天気はもう!!最高でした。。
kool8さんのブログ写真素敵ですタイ!!
新緑の八ヶ岳もまた登ってみたいですネ〜ウホーー。。
遅くなりまして。。オバンです。ベータも素敵すよネ。形で言ったらベータの方が好きですね〜。でも広さを取ってしまいました。。。^^
てことはギガミッドなら敵なしっす!!ムカウトコロテキナシ
>kool8さん
どうもです^^天気はもう!!最高でした。。
kool8さんのブログ写真素敵ですタイ!!
新緑の八ヶ岳もまた登ってみたいですネ〜ウホーー。。
Posted by NIGOぢゃね、2号だ。 at 2008年10月22日 01:41
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