上城山岳隊

1540

気がつけば蛭ヶ岳山頂でも１時間休憩してしまった。
あれもこれも、アサヒさんのせいだ。
ここから犬越路まで、コースタイムで５時間ある。とてもとてもそこまでは辿り着けそうにない。。
しかし、ここに泊まるというのもアレである。。とにかく檜洞丸までは何とか行きたいところだが。。。
残りの水はハイドレーションを足しても500mlくらいだろうか。今晩のマルタイを作って明日の朝食を作ったら
終了。行動中の節水をよぎなくされる。神ノ川乗越の水場に期待していたが、山小屋の主人曰くココの所の日照り続きで恐らく枯れているんじゃないかとのこと。。。

とにかく、考えていても時間は過ぎていくだけなのでとにかく出発。


1710

臼ヶ岳到着。マズイ、かなり日が沈んでしまった。ここから檜洞丸までコースタイムで2時間。途中ガレのふちを通る
危険箇所を２カ所程通過しなくてはならない。。さらには二人とも山小屋に泊まれる程現金を担いできていなかった…バイクに置いてきてしまったのだ。

しばし、作戦会議。

いたしかたあるまい。
本日はここで、ビバークとやらをさせていただくよりないだろう。。
当初の予定でも犬越路着はかなり遅くなる事が予想されていたことと、GWという事もあり、万が一避難小屋が満員の時のためにBDメガライトを持ってきていた。もちろん煮しめたような布団は使いたくないのでシュラフも。となればまずは腹ごしらえだ。


御鶏様には及ばないが馬肉の缶詰をバーナーで暖めしっぽりと日本酒をちびり。
節水のためマルタイの味濃いめを食し、100mlとなった残りの水。。明日の朝食はおしるこにブロック餅を二つほど。




明日も0400には起きたいので2000には就寝。
月がきれい。


0500

起床。朝食を軽く済ませいざ檜洞丸へ。もう避難小屋まで行く必要がなくなってしまったので檜洞丸から神ノ川ヒュッテへ降りることに。熊笹ノ峰を行けば良いのに、何を間違えたか一度檜洞丸から金山谷乗越まで戻り、彦右エ門谷へと降りる事に。

0700

やはり水場は枯れていた。途中で水は切れてしまった。しかも突然の腹痛が。1号を置いて一人檜洞丸へと到着。
次からの山行には水なし一錠ストッパだよ。と自分に言い聞かせ、黙々と登る。
すごいスピードで駆け上がってくる自分を山荘の主人が見ていたようで到着すると

「すごいピッチだね」と声をかけられた。

私は返す刀で「トイレはどこですか？」と答えた。

ここの主人と奥さんはとても気持ちがいい。水が500円もすることを除けば是非とも宿泊してみたいものだ。
お客さんが出発すると聞けば表まで出てきて鐘を鳴らし、見えなくなるまで手を振って見送る。
いつかは私も見送られたいものだ。

最後の彦右エ門谷へと降りる尾根道も大変エキサイチングな破線コースだ。ガレ場が多く、時には足下の尾根の裏側がエグレている箇所などを行く。まるで雪庇の上を歩いている気分。

1000

神ノ川ヒュッテ到着。ここからはまたバイクに乗って帰路につく。
途中温泉に入り、八王子の洋食屋さんでカツレツを食べて帰る。


今回のウェア
上
ファイントラック　フラッドラッシュスキンメッシュ　実は買っちゃいました。使用感は今更言及に及ばず。
マックパック　　マウンテンバーサタイルロングスリーブ

下
アークテリクス　パリセードパンツ
モントレイル　ハードロック08wide　いやぁ、これも今更ですが、調子良いです。


　　

以上長々と失礼しました。。。